自動車保険には「等級」という仕組みがあります。
事故歴に応じて保険料が上下するもので、等級が高いほど保険料は安くなります。
では、この等級は契約者が亡くなった場合、家族に引き継ぐことはできるのでしょうか。
結論からいうと、一定の条件を満たせば等級は引き継ぐことが可能です。
等級(ノンフリート等級)とは
自動車保険には「ノンフリート等級制度」という仕組みがあります。
無事故であれば等級が上がり、事故を起こすと等級が下がることで、保険料が増減します。
長年無事故でいると20等級まで上がり、保険料は大きく割引されます。
等級は相続できるのか
自動車保険の等級は、厳密には「相続財産」ではありません。
しかし、一定の範囲の親族であれば、契約を引き継ぐ形で等級も引き継ぐことができます。
引き継げる人の範囲
一般的に引き継ぎが認められるのは、次のような方です。
配偶者
同居の親族
別居の未婚の子
※保険会社ごとに細かな条件は異なります
注意点
まず、手続きをしなければ自動的に引き継がれるわけではありません。
何もせずにいると、せっかくの高い等級が消えてしまう可能性があります。
また、保険会社によっては手続きに期限が設けられている場合もあります。
そのため、契約者が亡くなった後は早めの確認が重要です。
さらに、単なる名義変更ではなく「契約の承継手続き」として進める必要があります。
よくある相談事例
父が亡くなり、高い等級を引き継ぎたい
車も保険もそのまま使いたい
手続きが分からず放置してしまっている
こうしたケースでは、対応が遅れることで不利益が生じる可能性があります。
まとめ
自動車保険の等級は相続財産ではありませんが、一定の条件のもとで家族が引き継ぐことができます。
ただし、手続きを行わなければ失われてしまう可能性もあるため、契約者が亡くなった場合は早めに保険会社へ確認することが大切です。
相続手続きと並行して進める必要があるため、全体像を把握したうえで対応することが重要になります。

