親が亡くなったときにやること|相続手続きの流れを解説

はじめに

親が亡くなったとき、悲しみの中で多くの手続きを進めなければなりません。

「何から始めればいいのか分からない」
「相続の手続きはいつまでにすればいいのか」

このように不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、親が亡くなったときに行う主な手続きを、相続の流れに沿って分かりやすく解説します。


① 死亡届の提出

まず行う必要があるのが死亡届の提出です。

死亡届は、亡くなったことを知った日から7日以内に市区町村役場へ提出する必要があります。

通常は、葬儀社が手続きをサポートしてくれることが多いため、葬儀の打ち合わせとあわせて確認しておくと安心です。


② 葬儀・火葬の手続き

葬儀や火葬の手続きも早めに進める必要があります。

  • 葬儀社の手配

  • 火葬許可証の取得

  • 火葬場の予約

などの手続きが必要になります。

多くの場合、葬儀社がまとめて対応してくれます。


③ 遺言書の有無を確認する

相続手続きを進める前に、遺言書があるかどうかを確認します。

遺言書がある場合、基本的にはその内容に従って相続手続きを進めることになります。

遺言書の保管場所として多いのは次のような場所です。

  • 自宅の金庫

  • 貸金庫

  • 法務局(自筆証書遺言保管制度)

  • 公証役場(公正証書遺言)


④ 相続人を確認する

次に、誰が相続人になるのかを確認します。

相続人を確定するためには、戸籍を収集して家族関係を確認する必要があります。

現在は、**戸籍の広域交付制度(2024年開始)**により、本籍地以外の市区町村でも戸籍を取得できるようになりました。

これにより、以前よりも戸籍収集の負担は軽くなっています。


⑤ 相続財産を調査する

相続手続きを進めるためには、亡くなった方の財産を調べる必要があります。

主な相続財産には次のようなものがあります。

  • 預貯金

  • 不動産

  • 株式

  • 自動車

  • 借金

財産の全体像を把握することが、相続トラブルを防ぐためにも大切です。


⑥ 遺産分割協議を行う

遺言書がない場合、相続人全員で

遺産分割協議

を行い、財産の分け方を決めます。

この話し合いがまとまったら、
遺産分割協議書を作成します。

この書類は

  • 銀行の相続手続き

  • 不動産の名義変更

などで必要になります。


⑦ 各種相続手続きを行う

遺産分割協議が終わった後は、具体的な相続手続きを進めていきます。

例えば次のような手続きがあります。

  • 銀行口座の解約

  • 不動産の名義変更

  • 株式の名義変更

手続きの内容は財産の種類によって異なります。


相続手続きは期限があるものもある

相続手続きには期限が決められているものもあります。

例えば

  • 相続放棄:3か月以内

  • 相続税申告:10か月以内

などです。

そのため、早めに手続きの流れを把握しておくことが大切です。


まとめ

親が亡くなったときは、次のような流れで手続きを進めます。

  1. 死亡届の提出

  2. 葬儀・火葬の手続き

  3. 遺言書の確認

  4. 相続人の確認

  5. 相続財産の調査

  6. 遺産分割協議

  7. 各種相続手続き

突然の出来事で大変な中でも、順番に手続きを進めていくことで、相続をスムーズに進めることができます。


大垣市で相続手続きをお考えの方へ

相続手続きは、戸籍の収集や書類の作成など、多くの準備が必要になります。

「何から始めればいいのか分からない」
「手続きをサポートしてほしい」

そのような場合は、お気軽にご相談ください。

大垣市で相続手続きをお考えの方を、サポートいたします。

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この記事を書いた人

行政書士 子安秀長(大垣市)

岐阜県大垣市で行政書士事務所を運営しています。
相続・遺言に関する業務を中心に、将来の相続トラブルを防ぐためのサポートを行っています。

これまで相続の現場で多くのご相談に関わる中で、
「もっと早く準備しておけばよかった」という声を多く耳にしてきました。

遺言や相続は専門的で分かりにくい部分も多い分野です。
そのため、できるだけ分かりやすく情報をお伝えすることを心がけています。

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